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「外交文書」 のテレビ露出情報

外相文書が公開されているが、ここでは天皇陛下の訪問時のおことばをめぐっても交渉が行われていたことが判明している。中国発から外務大臣側に宛てられたものとなっていて「非公式で貴使との間で事前に相談していただくことが必要と思う」と中国側は要請する様子が見られた。「多大の苦難を与えた」という文章をめぐり、中国側の当時の徐敦信外務次官は「多大」は大きくも小さくもという意味合いとなることから「深重」を使うことを求めていた。中国で「深重」は取り戻すことが出来ないほどの損失を意味する言葉だが、日本では幾度もという意味となることから、過去に行くども大きな苦難を与えたという意味となってしまう。これを受けて日本側の橋本恕駐中国大使は日本には「深重」に相当する日本語はないと説明すると、徐次官は中国語に訳す時に「深重」を使えば異議を唱えることはないと受け入れている。天皇陛下は「多大の苦難を与えた」と話され、中国共産党は「深重」という言葉を用いて天皇陛下のおことばを紹介する形となった。宮家氏は天皇陛下のおことばであることから中国側は非公式に行う形となったと言及し、「深重」は日本語であれば「深刻」ほどの重さであり、手を打つ事はできたものの他の中国語を引き出す事もできたのではないかと言及した。また、案は政治的な背景があることから陛下に迷惑をかけないために宮内庁ではなく外務省が考えているのだといい、総理や与党関係者にも説明した上で行っているという。
日本の駐中国大使が交代し、昨日新たな駐中国大使が着任。北京の日本大使館で行われた着任会見で意気込みを語った。外務省内で中国語を専門とするチャイナスクール以外からの起用。金杉さんは、これまで中国などを担当するアジア大洋州局長などを歴任。会見で、11月に行われた日中首脳会談を契機に、「対話と協議が進むことを期待したい。そうした環境が整備できるよう努力するのが私の仕事」などと話した。宮家さんは外務省時代に一緒に仕事をしていたという。チャイナスクール以外ということであればおそらくベストの選択などと述べた。外交の政策決定過程を今後どう活かすかについて、今も形を変えて行われている、当時よりも状況は厳しくなっているからこそ、官僚組織、国民、メディアが1つの声を持つようにできるだけ議論を深めて中国に対する政策を、国民レベルで考えていかないといけないなどとした。

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