けさ、外国為替市場で円相場が一時1ドル153円台まで急上昇した。市場では政府日銀が再び為替介入に踏み切ったのと観測が広がっている。円安の流れを変えることはできず現在は1ドル156円近辺まで戻っている。前の日に行われた米国の金融政策決定会合の結果を受けて市場では年内に利下げ開始との見方が広がった。1ドル157円台で推移していた円相場は日本時間午前5時過ぎに急速に円高が進み一時1ドル153円台となった。投資家の多くは不意を突かれた形となった。市場関係者は「介入の効果を出すためにヨーロッパが祝日で商いが薄く警戒感が少ない時間帯に行ったのでは」と分析。「円安を止めるには介入以外に打つ手はなく当局も追い込まれているのでは」としている。