東京・日野市の遊歩道に立つイチョウの木の枝が落下し下敷きになった男性が死亡する事故が発生した。木の枝は、6か所ほど折れていて一番上の枝はおよそ10mの高さから他の枝を巻き込み落下したとみられている。折れたイチョウは60年以上前に植えられた可能性があり、これまで市が管理してきた。市によると、今年7月、隣接する中学校から木の枝が越境していると連絡が入り職員が現場へ。その際、腐った木などは見つからず異常はなかったという。専門家は秋になるとイチョウの木に実るギンナンが原因ではないかと推測する。一般社団法人・日本樹木医会・小林明理事は、ちょうど9月なイチョウの実が実って一つ一つの実が一番重くなる時期、場合によっては約100kgの重さが加わっていたと思われます、と説明していた。今日、倒木は別の場所でも起きた。東京・世田谷区の寺の敷地内にある木が倒れ、電線に接触する事故が発生した。この倒木によるけが人はいなかった。今回のケースでは天候が関係している可能性がある。