千葉県いすみ市の漁師の船に同乗して取材。次々とトラフグが船に揚げられた。この日は約60匹釣り上げた。千葉県のトラフグの漁獲量は、2013年には2.4トンだったが、2023年には44.6トンと、10年間で18倍以上に増えている。原因は、水温の変化にあると考えられる。魚は変温動物なので、自分の体に合った水温を求めて移動していく。大原漁港から魚を仕入れている店では、トラフグ1匹を使ったコース料理を安価で提供し始めた。一方、北海道森町では、秋サケが不漁となっている。サケの卵のイクラにも影響が出ている。都内のイクラ丼専門店「いくら丼 波の」では、「上いくら丼」の価格が10年前の680円から、現在は2750円となっている。
住所: 千葉県いすみ市