今日、厚生労働省が発表した1人の女性が生涯で出産する子供の数を示す去年の合計特殊出生率は、8年連続の減少で過去最低を更新していて、少子化の進行は危機的な状況にある。そんな中、周囲の理解を促すための制度を始めた企業がある。大和ハウスのグループ会社では、気兼ねなく育休を取れるよう、休みを取った社員の同僚に対してボーナスを増額する制度を去年、始めた。育休中の社員へ支払う予定だったボーナスを、肩代わりする業務の負荷によって分配するもので、業務を担った同僚の去年の冬のボーナスは平均で17万円増額された。厚生労働省は同様の制度を実施した中小企業に助成金を支給する制度を、今年から始め子育てする人だけではなく、周りで支える人への支援も求められている。