大和工業では電気炉の排ガスでスクラップを加熱して溶けやすくすることで電気炉の放電時間を短縮することができる。大和工業はこの技術を日本でいち早く取り入れて国内トップレベルのエネルギー効率を実現している。1600℃の高温で溶けた鉄は加工しやすいサイズに成形され、次の工場で再び加熱される。圧延機で鉄にロールを当てながら伸ばしていく。鉄は冷める時に歪みが発生するため、矯正機でミリ単位で歪みを直す。ロールの組み替えによって様々なサイズを1ラインでできる。常に6万tの形鋼を保管して顧客のニーズに対応している。
たつの市にある緒方鉄工所では大和工業で作られた形鋼を加工して高層ビルや商業施設などの大型建造物の鉄骨を手がけている。正確な厚みや幅があるからこそ顧客が溶接をしっかり施すことができ、強い建材に仕上げられる。
大和工業は1944年に創立。当初は国鉄など鉄道のレールにまつわる用品の製作や修理を手がけていた。製鉄の需要が増える中、鋳鋼品の製造を始めた。1961年には40t電気炉を稼働さらに、H形鋼を作る大型の圧延工場も稼働させた。1987年、アメリカに進出。当時はアメリカとの貿易摩擦で、アメリカ最大の鉄鋼メーカー・ニューコアと大和工業が合弁会社を立ち上げた。大和工業は世界7カ国で事業を展開、形鋼生産能力は年間650万t。その9割を海外工場が占める。
たつの市にある緒方鉄工所では大和工業で作られた形鋼を加工して高層ビルや商業施設などの大型建造物の鉄骨を手がけている。正確な厚みや幅があるからこそ顧客が溶接をしっかり施すことができ、強い建材に仕上げられる。
大和工業は1944年に創立。当初は国鉄など鉄道のレールにまつわる用品の製作や修理を手がけていた。製鉄の需要が増える中、鋳鋼品の製造を始めた。1961年には40t電気炉を稼働さらに、H形鋼を作る大型の圧延工場も稼働させた。1987年、アメリカに進出。当時はアメリカとの貿易摩擦で、アメリカ最大の鉄鋼メーカー・ニューコアと大和工業が合弁会社を立ち上げた。大和工業は世界7カ国で事業を展開、形鋼生産能力は年間650万t。その9割を海外工場が占める。