大和証券CMアメリカ・シュナイダー恵子の解説。今年下半期について、エヌビディア一強からAIの恩恵を受けるその他のIT企業にも物色が広がるという。エヌビディアの株価は昨年およそ3.4倍に、今年に入ってもおよそ2.5倍に値上がりし、驚異的な上昇を続けてきたが、先週金曜日にアナリストが投資判断を中立に引き下げ注目を集めている。マグニフィセント・セブンの騰落率ではエヌビディアで得た利益の一部を他のIT主力株に移す動きで、物色の動きが見て取れる。テスラの急騰は8月8日に予定されるロボタクシー発表があるが、ショートカバーが影響している。前回の決算発表時にAI投資が半導体に集中するとの見方から売られたソフトウェアの買い戻しが進んでいる。FRBによる利下げはバリエーションが高い成長株に大きな追い風でバイデン政権では、巨大IT企業の分割を掲げるFTCのリナ・カーン委員長が規制強化を進めた。大統領選におけるトランプ氏の優勢はIT業界に対する規制緩和への期待につながるという。