「鳥小屋」と呼ばれる、竹とかやで作った大きな小屋に正月飾りを持ち寄って燃やす伝統の行事が昨夜、いわき市で行われた。いわき市の各地に伝わるこの「鳥小屋」の行事は1年間の無病息災を願うもので、住民が正月飾りを持ち寄って一緒に燃やす。昨夜、いわき市平の大國魂神社では、竹とかやで作った縦横4メートル、高さ3メートルの鳥小屋が設けられ、集まった住民らが小屋の中の囲炉裏を囲んで鍋や酒を楽しんだ。小屋を燃やした火で餅を焼いて食べるとその年はかぜをひかないという言い伝えがあり、集まった家族連れなどが香ばしく焼けた餅をおいしそうに食べていた。