ベルサイユ宮殿が舞台の馬術は1日目が馬場馬術、2日目がクロスカントリー、3日目は障害馬術と3日わけて競う競技となっている。日本は障害馬術を前に体調管理の失敗から20点限定となっていたが、大岩義明選手・グラフトンストリート号は見事に障害を乗り越え、逆転で銅メダルを獲得。日本勢の馬術でのメダルはバロン西こと西竹一さんと愛馬・ウラヌス号が1932年のロサンゼルス五輪で金メダルを獲得して以来のメダルとなった。北島隆三と田中利幸がインストラクターとして働く乗馬クラブ「クレイトン奈良」では喜びの声があがった。戸本一真が小学生時代から高校卒業まで通っていた岐阜県内の乗馬クラブで話を聞いた。当時、戸本は騎乗する馬に恵まれなかったという。大岩義明と中学・高校の6年間同級生だったという森貴俊アナウンサーは「メダル確定の瞬間には久々に泣いた」と語った。競技後に「おめでとう」とメッセージを送ると、大岩から「有難う!疲れたぜ〜」と返信があったという。