今月から、みずほFGは、スキルや知識に磨きをかける社員を後押しする制度を始めた。社員の学びたいことに年間最大で20万円補助する。業務に関連するものかどうか、会社が判断する。会社が設定した資格に合格すると、1つの資格に対し最大20万円の報奨金が支給される。資格はいくつでも取得できる。対象は約4万5000人で、人的資本に100億円を投じる方針だ。自動車の運転免許は、専門業務に直接関わるとは言えないため、対象外だ。富裕層を担当するプライベートバンカーは、信頼関係を構築するうえで必要となる場合、ワインの資格も補助対象になる。野上は、近年、銀行の経営が多角化し、業務が専門的になっている、人手不足のなか、中途採用に頼らず、腰を据えて車内で人材育成を強化する表れと言えるなどと説明した。