松本潤が家康の故郷・三河、愛知県岡崎市へ。まずは岡崎最古の神社「菅生神社」を訪れた。松平家が代々帰依していた神社で、家康も厚く信仰していたという。宮司の児玉隆司さんが、家康と関係のある文献や、江戸時代からつづく祭りを描いた版画を見せてくれた。それは、菅生川に鉾船を浮かべて花火を打ち込むという図柄だった。江戸時代に全国有数の花火産地となった三河。花火の製造会社を営む太田恒司さんによると、「家康公は鉄砲が使えないようにと火薬の規制をしたが、三河は火薬の製造が許された」という。三河の花火は、戦のない世界を願う家康のはからいで発展したのだ、やがて花火は全国各地へ拡大。徳川三代・四代の時代になると、全国で火薬を作ることが許されたという。花火は徳川の時代の平和を象徴するものと言える。