石見銀山の麓の街である島根県大森町は、江戸時代の面影を残した街で、街の小学校に通う児童は7年前にはわずか9人だった。それが現在は29人になっている。子どもたちが登校すると街の人が声をかける。そんな街に移住してきた斉藤一家の様子が伝えられた。一家はここで暮らし始めて1ヶ月程度で街に溶け込もうとしているところだという。自宅は街の企業がリフォームした古民家。子育てで苦労しいた妻のことを考えて大森町への移住を決めたという。夫の斉藤大将はリモートワークできる仕事に転職しており、シェアオフィスで勤務しているという。
週末。斉藤さん一家は移住者の先輩である鈴木良拓さんの元を訪れた。鈴木良拓さんは移住12年目になるという。そこで畑や動物に触れ合った。地元の子も移住者の子も一緒に遊んでおり、この春に中村いってつくんは草野球デビューしたという。そんな1年生の中村いってつくんは8キロを歩く遠足に行くという。そこで小学生たちの遠足の様子を伝えられた。
5月。街の人が集まって祭りが行われた。子どもたちは祭りで披露される石見神楽を楽しみにしているという。祭りには斉藤さん一家も参加したという。大森町に移住して2年になる小野いちかちゃんは、2年前は父にべったりだったが、現在は町内の美容室に一人で通えるようになっており、父の代わりに朝ご飯も作っているという。父の小野哲郎は大森町の魅力を発信するサイトなどを手掛けており、SNSで街の魅力なども発信しているという。
週末の夜にはバスケットボールで盛り上がる人に姿があった。参加者が増えて現在は街の人の交流の場にもなっているという。斉藤さん一家は草刈りを体験したり、親しくなったママ友と会談したりしているという。斉藤碧は子育ての気が楽になったと語っている。
7月。子どもたちは川で遊んだりキャンプを楽しんだ。夜にはキャンドルナイトが行われた。子どもたちの夏はまだまだ続くという。