ノーベル賞はダイナマイトを発明したスウェーデンのアルフレッドノーベルの遺言に基づき人類に最大の貢献をもたらした人々に贈るとされている。今年の受賞者の発表が、7日が生理学医学賞、8日が物理学賞、9日が化学賞、10日が文学賞、11日が平和賞、14日が経済学賞となっている。日本人の受賞はこれまで米国国籍を取得した人を含めて28人だが、今世紀に入ってから受賞した19人は生理学医学賞、物理学賞、化学賞の自然科学系の3賞いずれかで、この機関では米国に次いで2番目に多い受賞。一方文学賞は1994年の大江健三郎、平和賞は1974年の佐藤栄作元首相以来受賞がなく、経済学賞を受賞した人はいない。2021年に物理学賞を受賞した真鍋淑郎以来3年ぶりの日本人受賞となるか注目される。