- 出演者
- 林マオ 小澤征悦 橋本雅之 高岡達之 足立夏保 吉積夏帆
和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのジャイアントパンダ4頭がきょう中国に返還される。きのうアドベンチャーワールドにはパンダたちの最後の姿を見ようと多くのファンが。8月に契約期間が満了することに伴い4頭すべてを中国へ返還することが決まっていた。良浜は人間なら70代。より整った施設や医療体制のもと安心して暮らせるよう中国へ渡る。娘の結浜、彩浜、楓浜は将来の繁殖を目指し中国でパートナーを探す。2000年、白浜で初めて生まれた赤ちゃんの良浜。8歳で初めて出産。2018年に生まれた彩浜は園内で生まれたパンダの中で最も小さく、体重は平均の半分以下の75グラムだった。これまで7回の出産で10頭の子どもを生み、育てた良浜。うち7頭は既に中国に帰り、きょう3頭の娘とともに中国に帰る。
国内で見ることができるパンダは上野動物園の2頭のみになる。2008年から約3年間、上野からパンダがいなくなった期間があった。上野動物園で唯一のパンダだったリンリンが死ぬと中国政府は「パンダのつがいを提供する」と発表。年間約1億円と言われた高額なレンタル料を理由に動物園を管理する東京都・石原知事(当時)が待ったをかけた。上野観光連盟・二木忠男は石原知事を説得するなどパンダの誘致に尽力。2011年に2頭が来日した。上野のパンダにも来年2月の返還期限が迫っている。
和歌山のパンダが返還される10日前、ファンが撮影した写真を1冊の本にまとめ、飼育員にプレゼントしようと企画。きのう、残り僅かのひとときをファンたちは噛み締めた。
午前8時20分ごろ、ジャイアントパンダ4頭を乗せたトラックが和歌山のアドベンチャーワールドを出発。訪れた人からは別れを惜しむ声が聞かれた。4頭はこのあと飛行機で中国へ旅立つ予定。
白浜のパンダ効果。1994年から約31年の経済効果は約1257億円(関西大学名誉教授・宮本勝浩による試算)。白浜からパンダがいなくなったことで日本でパンダが見られるのは東京・上野動物園だけになった。石田が「長い歴史とともに外交を超えて愛着などに変わってきている。経済効果も大きい。またパンダが日本に戻ってきてくれることを願う」、中林が「外交関係が良くなると戻ってくるなどさじ加減があるようにも見える」などとコメントした。
日本で唯一パンダが見られる上野動物園がある東京・上野駅前から中継。アメヤ横丁の入口にあるベーカリー・米よりパンだ!?。「パンダパン」を紹介。自動販売機にもパンダが描かれ、レストランのメニューに「パンダパンケーキ」。シャオシャオとレイレイは来年2月に中国への返還期限を迎える。上野観光連盟パンダ専任大使・二木忠男は「石破総理に子どもたちの教育的な観点を伝えた。日中友好の架け橋、看板役者であることを伝え存続させたい」などと話した。高岡達之が「中国にとって一番大事なのはこの種を増やすということ。日本は一番貢献した。我が国の価値を高めれば向こうからどうぞ飼ってくれと。根本にあるのは白浜のアドベンチャーワールドが30年頑張った、一番増やしたという信頼。思ったより早く帰ってくると思っている」などとコメントした。
宅配便は大きな岐路に立たされている。配達員の大きな負担になっているのが届け先不在の再配達だという。配達ドライバーの鈴木祐太郎さんは”1件配達ごとの完全歩合制のため、2回行っても3回行っても金額は1回配達と変わらない”と話す。再配達の割合はおよそ1割ほどだといい、こうした中、国土交通省はおととい、物流業者の負担軽減に向けた検討会を開催し、有識者検討会では国のルールとして「置き配」を盛り込み、宅配ボックスの設置が進むよう取り組んでいくことなどが確認された。手渡しの配達については追加料金を取るかどうか検討する可能性もあるという。配達ドライバーの鈴木さんは”置き配がルール化されることは喜ばしいこと”と話している。一方で置き配には盗難というリスクもあり、ネットで日用品を販売する会社を経営する男性は”送る側にとっては置き配による盗難が起きた際に何かしら捜査に協力せざるを得なくなりそれに手間ばかかる”としている。
国が基本ルール化を進めようとしている宅配便の置き配。誤 った住所に届けられた置き配の荷物が落とし物として扱われる数が増加し2016年には16件だったが2024年には115件になっている。愛知県警一宮警察署・伊藤暢高課長は”ほとんどの場合、業者が回収できないという回答”と話す。
運転手の飲酒の有無などを確認する点呼が不適切だったとして日本郵便に最も重い処分が出された問題について、元トラックドライバーの橋本愛喜さんは「他の宅配企業も影響してくる。依頼した荷物にも遅れなどが出る可能j性がある。一方、国土交通省が厳しい処分を出したことについて業界からは評価されている。懸念されるのが「お中元。消費者にも対策を」と呼びかけている。置き配について利点だけでなく、現場にある問題が見えない化してしまうと指摘している。利用経験率が増加しているが誤配、破損、盗難などが課題となっている。
国土交通賞が有識者検討会をおととい開き、宅配ボックスの設置が進むよう取り組んでいくことも確認された。新型コロナウイルス感染症の流行を背景に宅配ボックスの需要が高まり、宅配ボックスの設置には国や自治体から補助金などの支援策もある。日本宅配システムのショールームには戸建て用のものや集合住宅用の最新宅配ボックスなど様々なタイプのものが展示されている。元トラックドライバーの橋本さんは「マンションでは宅配ボックスが満杯になり、宅配ボックスが設置されているのに再配達しなければいけない現状もある」 と指摘している。また物流問題を解決するために「”送料無料”にもう少しクエスチョンを持って欲しい」と話している。
今年は戦後80年。NNN各局では今を戦前にさせないため戦争の記憶を伝えるプロジェクトを展開している。 終結80年を迎える中、国会議員が「歴史の書き換えだ」と主張したり、政党の代表が「日本軍が沖縄の人たちを殺したわけではない」と発言している。沖縄戦での「集団自決」について証言者たちが語る事実を見つめる。
報道写真家の山城博明さんは沖縄での集団自決の生存者たちとその傷痕を写真に収めている。沖縄・名護市に住む小嶺達雄さんも集団自決による傷を負った。頭を父親に殴られた痕は「今でも押さえると痛い」と話す。なぜ集団自決が行われたのか。住民は学校や日本兵などから教え込まれていたことがあったといい、それは「アメリカ兵に捕まったら暴行されて殺される。捕虜になる前に自分で死になさい」ということだったという。祖父母が「集団自決」生存者で座間味島出身の宮城晴美さんは集団自決を長年調査し、犠牲者のおよそ8割が女性と子どもだったことがわかった。宮城さんは「軍の命令の代行として家長が家族に手をかけた。家父長制が背景にあるとわかった」としている。月曜日、沖縄全戦没者追悼式が行われたが、過去には県民にとって記憶の継承を脅かされる出来事があった。2006年度文部科学省による高校の日本史の教科書検定で「集団自決」をめぐり「日本軍の強制」という記述が削除された。日本史の教科書の執筆に携わってきた石山久男さんは文部科学省から記述の修正を求められたと話している。背景には元日本軍守備隊長らが作家・大江健三郎さんら を訴えた裁判がある。石山久男さんは「歴史の真実、実際の姿をはっきり書くべきだ」と話している。最高裁では「軍が深く関わったことは否定できない」との判決が確定したが、文部科学省はいまも見解を変えておらず「集団自決された沖縄の住民全てに対して自決の軍命令が下されたか否かを断定できない」としている。事実を変えてはならないと証言を始めた体験車もいる。
集団自決がおきた沖縄県座間味島。13歳の時に父や母や妹らとガマに避難した高江洲敏子さんは集団自決を免れた。今思うことについて「ありのままに伝えて欲しい。とにかく戦争はしてほしくない」と話している。ディレクターは「証言者の話していることを事実として受け止めて歴史認識として積み上げていくことが大切」と話している。
梅雨明け情報、全国のあすの天気、スポーツ時の水分補給のススメを伝えた。
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全国の気象情報を伝えた。
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「嗚呼!!みんなの動物園」の番組宣伝。
ドジャースの大谷翔平選手が29号先制打者ホームランを放った。明日は先発投手として今シーズン3度目のマウンドに上がる予定。