今週から放送が始まった大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」主演を務めるのが横浜流星。NHKのドラマに出演するのは初めて。2011年にデビューし数々の映画やドラマに出演する人気俳優だ。舞台は江戸中期。幕府公認の遊郭、吉原で生まれたのが、金なし、親なし、家もない江戸っ子、蔦重こと蔦屋重三郎。べらぼうと呼ばれた蔦重が今でいう吉原のガイドブックやファッションカタログなどを作り次々と才能を発揮していく。後に江戸の人々を熱狂させる歌麿や写楽を送り出す江戸のメディア王へと成り上がっていく物語。その役柄に没頭できるような江戸の世界観も見どころ。所作や芸能の稽古、書物や絵の復元など多くの専門家のもと、忠実に作り込んでいる。特に江戸っ子らしさを表現するのに努力しているのがことば。江戸の文化を華やかにした蔦重とはどんな人物だったのか。横浜は、江戸中を奔走する蔦重の魅力を「自分ではなく人のために動く人間」と分析した。最後に作品への思いを聞くと「作品を背負う覚悟や役を生ききる覚悟を誰よりも持つことで「横浜頑張ってるなら俺らも頑張ろう」って思ってもらえるようにというのを意識したい。蔦重や作品が1年間皆さんに愛されるように」とコメントした。