米軍普天間基地の移設問題で政府は8月20日、大浦湾の本格的な埋め立て工事に着手した。軟弱地盤で極めて難しい工事とされている。V字形の滑走路を作るため東京ディズニーリゾートのおよそ1.5倍の広さの海を埋め立てる。南側はほぼ埋め立てが終わり今回は北側で埋め立て工事が着手されたが、軟弱地盤で難しい工事と言われている。土砂を投入しても埋め立て地が安定しないため、防衛省は軟弱地盤にパイプを刺して内部に砂を入れて引き抜いて固めるという作業を繰り返し砂のくいを作る工事で地盤を改良する方針。防衛省は下の層まで十分に達しなくても安定性を確保できるとしているが、沖縄県は「防衛省は最も重要な地点の調査をしていない」と反発。このまま埋め立てて完成したとしても地盤が不均衡に沈下するおそれがある。総工費は2014年の時点では3500億円以上とされていたが、マヨネーズ並み軟弱地盤が発覚したことを受けて2019年には一挙に9300億円に増額されていた。これでも足りないことが懸念されている。玉城知事は国民の税金を無駄に投入することなく直ちに建設を中止し、県外国外移設に向けて県との対話に向き合ってほしいと訴えている。今後地盤改良に約7万本もの砂のくいを打つ予定で、国の計画では埋め立て工事に約9年余、米軍への提供には約12年かかる。安田は米兵による性暴力事件が繰り返されていることを詫びなければならないのは加害者や米軍だけではないはず、日本政府がその責任を曖昧にしたまま基地建設が進んでいる、完成自体が疑問視されているのをゴリ押しするのは無責任と話した。松原はアメリカが自分でお金を出していたらいつできるかいくらかかるかをわからないものを議会が許さない、なぜこの工事を続けるかというのは触らぬ神に祟りなしということだと思っていると話した。