松前漬けは、江戸時代にこの地域で生まれたと言われている。北海道松前町にある旅館では、手作りの松前漬けにこだわっている。特徴は、粘り。地元でとれたホソメコンブとがごめ昆布を使用している。もうひとつ味の決め手になるのがするめいか。干したするめいかを手作業で3種類の細さに切る。細さを変えることで、秘伝のたれが染み込み、食感も良くなるという。他の具材と一緒にたれに漬け込んだら3日かけて発酵・熟成させていく。底から空気を入れるように混ぜる「稲妻落とし」を行い、発酵を進める。松前漬けを豆腐に乗せたものや、オムレツに入れたものなどを紹介した。茹でたじゃがいもや岩のりを乗せたご飯と合わせてを試食し、大河内は、磯の香りと合うなどと話した。