コメ造りが盛んな福島県大玉村の直売所では、今年主力商品であるコメの品薄状態が続きひと月の売り上げの平均は前年同期比2割減とのこと。今期待を寄せるのは来月から出荷が始まる”新米”。新米の収穫を前に、予約による注文が広まっている。今年1月から先月までの半年間に寄せられた予約注文は、去年同期比455倍に増えている。早めにコメを確保したいというニーズの高まりは、生産者側も感じている。千葉県旭市でコメを生産する平山さんは、ことし初めて通販サイトを通じて予約販売を始めた。10kgのコシヒカリ7800円を先月中旬に販売を始めて以降、想定の出品量の7割ほどの販売先がすでに決定したという。平山さんは、これまで収穫量の40%余りを地元JAを通じて販売していたが、ことしは通販サイトで売り切ることも想定している。ふるさと納税でも同じような動きが出ている。