初期消火について。首都直下地震の火災の被害想定では最大で約41万2000棟と想定されている。特に木造家屋が密集している世田谷区、大田区などではより大きな被害が想定されている。火災による死者数は最大で約1万6000人程と想定されており、地震全体の約7割と考えられている。地震による火災発生は暖房器具や電気配線などが元になることが多いが、大事なのが初期消火。まずは子どもや高齢者を避難させ、消火するのは目の高さより低い火。天井に届きそうな火は一気に燃え広がる危険性もある。早めの避難が重要で、避難所は小学校や広域の避難場所で、候補も2か所以上考えておくべき。