中谷防衛大臣はきょう、就任後初めての地方出張として記録的な大雨で被害を受けた石川県の能登地方を訪れ災害対応にあたっている自衛隊の活動を視察した。このうち珠洲市の大谷地区ではきょうから自衛隊が始める入浴支援について隊員から説明を受けた。この地区では今も断水が続いていて、自衛隊がおよそ8キロ離れた場所から入浴のための水を運んでくるということで、中谷大臣は被災した人たちが安らげるよう丁寧な対応を指示した。このあと中谷大臣は「みなさまが不安に思っていることについて、引き続ききめ細かく被災者に寄り添った活動を実施していきたい」とし、そのうえで自衛官が責任感をもって災害対応にあたっているとして、処遇の改善に向けて関係省庁と連携して取り組む考えを示した。