「野球しようぜ 大谷グローブ」の今を追った。グラウンドでスポーツを楽しむ子供たちの一部が使っているのはドジャース大谷翔平選手が全国の小学校に贈ったいわゆる「大谷グローブ」。福岡市内の城原小学校では今年1月に届いてから全てのクラスを回った後、現在は職員室のそばに置かれ自由に使うことができる。赤池潤校長が「見たい、使ってみたいと大人気だった。地域の人たちも学校を訪ねる時に手に取って触ったり写真を撮ったりしていた」などと話した。城原小学校1年の男子児童は朝のホームルーム前などの時間に教員とキャッチボールをしたり、選択制で取り組むクラブ活動の授業で野球形式のスポーツで守備に就く子供たちが「大谷グローブ」を使っていた。城原小学校の子供たちが多く在籍する城少レッドスターズの4年の池田くんは体験入部を経てことし9月正式にチームの一員となった。近年の入部人数は年間3人程度だったが今年度はすでに7人が加入、チームでも大谷グローブを活用する機会があるという。全日本軟式野球連盟によると2023年度の小学生の登録人数は集計を開始の2017年以降初めて前年度を上回った。去年WBCで侍ジャパンが優勝したことが要因として挙げられるが今年度も「大谷グローブ」に加え、大谷選手自身の活躍で小学生の野球人口増加が見込まれている。