大谷翔平について村瀬哲史は「記録もかかってるので、完全に休んで欲しいという思いもありながらこのチャンスになんとかタイトルをとって欲しいですね」と語る。トミー・ジョン手術を多く執刀してきた糸魚川善昭医師は「軽傷だとしてもシーズン終盤なので今季は絶望だと思う。重傷であれば頼シーズン以降も投手としては出場できない可能性がある。肘の内側は酷ければ日常生活に支障がでるが、基本的には投げなければ支障が出ることはほとんどない」と解説した。大谷は内側側副じん帯を損傷した。トミー・ジョン手術とは、一度損傷したじん帯を切って他の正常なじん帯の一部を摘出し、損傷したじん帯の代わりなるように移植する手術。大谷は2018年にも同じ手術を受けているが、この手術を2回受けるのはあまり例はないものの無い話ではないという。前回の手術では、打者としては7カ月後に復帰し、投手としては1年9カ月後に復帰している。復帰までの期間について糸魚川医師は「一度切り離して死んでしまったじん帯が生着するまでが半年くらいと決まっているので、打者として復帰までの期間は変わらない。投手としてはじん帯としては生着したとしても、ほんの少しの違いを違和感と感じたりするので前よりも時間がかかる可能性がある」と述べている。同じ箇所の手術は、復帰後に違和感が出る可能性があるという。