エンゼルス大谷選手、ケガのため残りの試合は登板せず、バッターとして出場することに。日本時間24日の木曜日、1日に試合行うダブルヘッダーの第1試合、右腕の疲労から2週間ぶりとなったマウンドで大谷は1回から2つの三振を奪う。そしてその裏の第一打席、メジャー単独トップに立つ44号2ランホームランを放つが、2回途中わずか26球で緊急降板することになった。検査の結果は右肘の靭帯損傷。今季の残りの試合は投手としては出場しないことが明らかとなった。それでも大谷選手は怪我を知った上でダブルヘッダーの2試合目に出場。指名打者としてフル出場し、2塁打を放った。打者に専念することになった大谷選手だが、昨日試合前の練習では笑顔も見られた。靭帯損傷発表後初の試合、相手の投手は今シーズンメジャー初挑戦で、お化けフォークを武器に10勝をあげている千賀滉大投手。初対戦の第1打席は四球。続く第2打席では痛烈な弾丸ライナーで二塁打。第3打席も四球で、初対戦は大谷に軍配が上がった。ネビン監督は手術の判断は大谷選手に委ねるとした上で、指名打者としての出場で右肘のケガが悪化することはないとの見解を示した。バッターとしてはホームラン44本とトップを独走し、打点打率でもトップ3に入る大谷選手。残り33試合、日本人初のホームラン王の行方に注目。野球解説者の古田さんは「靭帯がまるっきり切れたわけではないというので打つ分には問題ないかと。手術するかどうかはシーズン終わってから考えるだろう」と見解を述べた。投げるのはダメで打つのはOKというのはどうなのかという問いには「靭帯自体には神経が通ってないから痛くはない。動かした時に神経に当たって痛むということはあるが、打つ時に痛みが出ないということは全然ある」と解説した。