24歳、“大銀杏”も結えない“ちょんまげ力士”、関脇・大の里の快進撃。史上最速”の大関昇進へ。夏場所以来、2度目の優勝を決めた。大関昇進の目安となる直近3場所、合計33勝を達成。昭和の大横綱、大鵬よりも1場所早い5場所での昇進が確実となった。石川県出身で、去年の3月まではまだ大学生だった。デビュー直前の映像では初々しい姿も。“異例のスピード出世”で髪の毛が追い付かず。大の里を支える2つの町の存在があった。秋場所優勝を決めたおととい、茨城・阿見町が大フィーバー。阿見町では大谷選手超え。大の里の胃袋を支えたのが「茨城タンメン カミナリ ひたち野店」。夜7時~8時ごろ来店し、自転車で10分ほどかけてふらっとやってくるという。決まって頼むのが「タンカラセット」(タンメンとからあげ、1320円)。ご飯がお変わり自由で2~3杯は食べていくという。大の里の心の支えとなっている町が石川・津幡町。今年2月、能登半島地震の避難所訪問、夏場所優勝後、地元で行った凱旋パレードの様子を紹介。いつも温かいエールを送り続けてくれた地元の人たち。その石川が記録的な豪雨に見舞われた日、絶対に優勝すると決めていたと話す大の里。あさってには正式に大関への昇進が決まる見通し。