先月北海道の野球場「はらっぱスタジアム」に大勢の人が集まり、おでん・豚汁を食べていた。この料理に使われた野菜は野球場のすぐとなりで作った野菜だった。この日は野球場づくりを手伝ってくれる仲間と野菜の収穫体験イベントが行われた。斎藤さんの最終目標は野球場を中心にたくさんの笑顔があふれること。去年8月、北海道・長沼町ではじまった子どもたちのための野球場づくり。とことん手作りにこだわり、この日のために重機の免許を取得し自分で土をならしマウンドも手作りした。そして今年5月に球場として「はらっぱスタジアム」がプレ・オープン。その後も野球場作りは続いていた。取材の日届いたのは7000枚の芝生。外野手でも痛くないよう芝生をすべて手作業で2週間かけ地元の方の手伝いで仕上げた。今年7月、進化した野球場にやってきたのは、外国の子供達。斎藤さんは知人に紹介してもらったブラジルとオーストラリアの子どもたちと北海道の子どもたちとで野球大会を開催。早速子どもたちは練習を開始し芝生の上でスライディングをする姿もみられた。試合は混合チームを組むなど勝ち負け関係なく楽しく行われた。試合後はバーベキューが行われ、“言葉が通じなくても野球場があれば友達になれる”という斎藤さんの狙い通りとなり、国際交流は笑顔で終了。しかし緊急事態が発生。今年最高気温40℃に迫る猛暑だった北海道。その結果芝が枯れる事態となった。芝を復活させるため発芽ば早い種をまくこと、スプリンクラーを外野全体に設置する対策をとると3週間ほどで見事に復活した。アクシデントにも対応しながら野球場づくりを続けていた斎藤さんがこの日いたのは本気のピッチングをする斎藤さん。2006年ハンカチ王子旋風が巻き起こった夏の甲子園。早稲田実業と駒大苫小牧の再戦がはらっぱスタジアムで実現した。あの夏から19年、総勢24人が北海道に集結し本気の勝負となった。自分でつくったマウンドで全力ピッチングをみせた斎藤さん。駒大苫小牧OBも反撃、途中19年ぶりのハンカチ王子の姿をみせる場面もあり、7回110球の完投勝利をあげた。早稲田実業OB12-4駒大苫小牧OB。今年8月、夕暮れ時の野球場に街の人があつまったのは野球場で花火大会が行われるという。遡ること1年前、野球場を作る場所を借りるために行われた住民説明会。そこでは野球場づくりへの心配の声もあがっていた。そんな中、以前までは花火大会も行っていたことをしり開催を口にしていた。その住民との約束をはたす花火大会がはらっぱスタジアムで開催された。町の人たちと野球場づくりは続く。
