農業の傍ら、SNSで「米利休」という名前で活動している笹木廉さん。東京大学卒業の米農家、農業を盛り上げたいという投稿は、1日で200万回再生され反響をよんだ。27歳の若者の挑戦を追った。先月12日、トラクターを運転しているのは笹木廉さん(27)。山形県川西町にうまれた笹木さん。東京大学で工学を学び、農家になる気はなかった。笹木さんは祖父が農家をやめるときに、決算書を見たときに酷く、借金を返すためにいろんな人に頭を下げながら次の年も続けようとした姿を見て放っておけないと、副業の感覚でお手伝いをしながら、自分の家の農家を復活させていければと思って継ぐことにしたとのこと。笹木さんが就農する前は、約700万円の収入に対して経費は約692万円で、手元に残るのは8万円ほどだった。さらに、設備の購入などで農協から借りたお金もあり、借金が600万円ほどになっていた。SNSの効果で、就農したときに用意した約700袋の米は11時間で完売した。先月19日、今季はじめての田植えの日。一緒に作業するのは、地元で農業を行う斎藤聖人さん。笹木さんと斎藤さんは持続可能な農業を目指し、農業法人を設立。事業の拡大も狙う。また、農業を志望する若者の受け皿になりたいと、今年4月までに3人の社員を雇った。笹木さんにとって3年目の田植えで、慣れない機械の使い方は斎藤さんに教えてもらう。今月2日。斎藤さんと合わせて法人の田んぼは33ヘクタール。田植えをはじめて3週間で、完了した。笹木さんの目指す姿について「農業界の大谷翔平選手みたいなポジションになりたい」などと話した。
