全日本フィギュアスケート。37歳、織田信成選手最後の雄姿。ショート5位につけた織田信成選手。ひざに痛みを抱えながらもこだわったのが4回転ジャンプ。しかし、このフリーでは転倒。それでも続く3回転ルッツをしっかりと決めすぐさま立て直すと疲れの出始める後半の連続ジャンプもしっかりと着氷してみせる。ひざと腰が持たないと今シーズン限りで2度目の現役生活を終える織田選手。最後の全日本。結果は堂々の4位。最後まで滑り切った。男子シングルを制したのは鍵山優真選手だった。演技冒頭の4回転フリップは出来栄え点が驚異の4.71。美しいジャンプを決めて順調な滑り出し。更に4回転サルコウ。そして4回転3回転の連続ジャンプも高い出来栄えで4回転ジャンプを次々と着氷させる。磨き上げてきたステップは最高評価のレベル4を獲得。大きなミスなく演技をまとめた鍵山選手はリンクにバタリ。大の字になって喜びと達成感をあらわにした。そして今夜、女王・坂本花織選手に挑むのが令和のマオこと島田麻央選手16歳。ショートプログラムでは自身の武器である大技トリプルアクセルを回転不足となりながらも着氷。これで勢いに乗ると続く、トリプルフリップ演技後半のコンビネーションも成功させ技術点だけで見れば坂本選手をしのぐ高得点でショート2位。4回転ジャンプも予定するフリーで逆転の全日本女王を目指す。