羽田空港でこれから海外に行く人に取材をすると旅費の増加を心配する声があった。円相場は151円台と約4ヶ月ぶりの円安水準である。きっかけとなったのは昨日の植田総裁の会見である。17年ぶりの利上げでマイナス金利解除をした日銀。市場では早期の追加利上げは行われてないとの見方が市場で広がった。円を売りドルを買う動きが加速した。為替相場の動きについて専門家は目先1ドル＝155円の可能性も十分にあるとした。円安はアメリカの景気が底堅くFRBによる利下げ観測が後退していることが背景にある。152円を上回ると為替介入の可能性がある。
大高製作所では自動車部品の金型を手掛けていて、来月からは知育玩具を販売する予定で円安を歓迎している。一方で日銀がマイナス金利を解除したことで金利が上昇し設備投資に影響が及ぶ懸念もある。