三重・南伊勢町で大麻草を育てている谷川原さんは、神事の道具に使われる国産精麻の生産者として栽培から加工までを手掛けている。去年も県内の数多くの神社に精麻を納めた。元々ネイチャーガイドをしていた谷川原さんは現在共同で生産法人代表を務めている松本さんに誘われた。3人目の子どもが生まれたタイミングで、意を決して大麻草農家に転身した。フェンスやカメラをつけなければいけかったり子どもの薬物検査をするように言われるなど三重独自の規制がある中、4年間薬物との違いや伝統文化の大切さを訴え続け去年規制が緩和された。