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「天ぷらBコース」 のテレビ露出情報

上野の広小路横丁を進んでいくと天ぷら専門店天寿ゞが。創業は昭和3年でもうすぐ100年を迎える天ぷら料理の老舗。お昼の人気メニューは上天丼。この日はえび2本、魚はあなごときす、野菜はなすとししとうの5種。秘伝の天つゆに浸して作る。昭和3年に祖父である鈴木吉太郎さんが始め、鈴木康夫さんは祖父によく遊んでもらい、店を継ぐのを勧められたという。2代目の父・英次さんはお店はお客さんのものと子どもが入ることを許さなかった。学生時代はほとんど包丁も握らなかったそう。その後心機一転、知り合いの料理店に住み込みで働き始め康夫さんは真面目に料理に向き合うようになった。最初はキャベツの芯を包丁で刻むことからはじめたという。5年後、店に戻り父と一緒に働くようになった。仕込みは出来るようになったが天ぷら作りは父の姿を見て覚えるしかなかった。父の仕事を見ながら天ぷらの技術を覚えていった康夫さんは父から店を任され3代目となり常連客からも認められるようになった。ネタに衣をつける時についかき混ぜてしまうクセを父が見抜き、仕事に慣れてきた時こそ基本を忘れるなという父の言葉を忘れず揚げている。天ぷらBコースは季節の野菜や魚など11品、最後の締めはえびや貝柱たっぷりのかき揚げ。今回は熱々のほうじ茶をかける天茶漬けでいただく。康夫さんは自分が揚げている写真を見て、体格などはまるっきりオヤジと違うが自分の父親が揚げている姿と寸分違わない、その形でやらないとこうならないというのはいまわかったと話した。

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