英国訪問3日目。天皇陛下が視察されたのはテムズ川の氾濫を防ぐために作られた世界最大級の可動式水門テムズバリア。英国に留学していた際にはテムズ川の水運の歴史を研究テーマにされていた陛下。水の問題に関連してこれまでにも世界各国の施設を視察していて今回、このテムズバリアの訪問に意欲を示されていた。一方、皇后さまは長旅の疲れなどが少し出ているということでホテル内で過ごされているとみられる。国賓として8日間の日程で英国を公式訪問されている天皇皇后両陛下。出迎えた人々ににこやかに手を振られていた。英国訪問2日目は日本文化の魅力を発信するジャパンハウスを視察された陛下。石川県の輪島塗や和ろうそくなど幅広く展示されていることに感心されていた。23歳から25歳にかけてオックスフォード大学に留学されていた陛下。街中を自転車で颯爽と駆け抜けたり、クレジットカードで買い物をされたりする姿が映像に残されている。陛下が日本に戻られた3年後、皇后さまも2年間オックスフォードに留学されていた。陛下はご自身の著書「テムズとともに」の中で英国を離れる際の複雑な心境をつづられていた。間もなく天皇陛下は日英友好団体が主催するレセプションに出席される予定。