アメリカ・トランプ大統領は2日、ホワイトハウスの演説で「長い間待ち望んでいた解放の日だ」と強調し、相互関税の大統領令に署名した。全ての貿易相手国や地域を対象に一律で10%の関税を課した上で、一部の国に対しては、関税率や非関税障壁などに応じて税率が上乗せされる。日本については実質46%の関税をアメリカに課していると主張して、24%の関税を課すとした。トランプ氏は演説の中で繰り返し日本に触れ、自動車分野での規制やコメに高い関税が課されていると批判した。10%の一律関税は日本時間5日午後に発動し、24%の税率は日本時間の9日午後に発動する。こうした中、日本時間のきょう午後、アメリカに輸入される日本を含む全ての国や地域の自動車に対して、25%の追加関税が発動された。25%の追加関税に、今回の相互関税は上乗せされないという。