心身に重い障害がある人の親などで作る団体の創立60周年を記念する式典が、天皇皇后両陛下も出席されて東京で開かれた。天皇陛下はおことばの冒頭で、大雨の被害について「特に能登半島では、年初の地震からの復旧復興への歩みを進める中で、大きな被害が生じたことに心を痛めており、被災された方々が安心できる生活が一日も早く戻ることを心から願っています」と述べられた。その上で「最も弱いものをひとりももれなく守るという理念に基づいて始められたこの会が、重い障害のある人たちに対する社会の理解をさらに深め、それぞれの生きる道について、様々な可能性を引き出していくことを期待いたします」と述べられた。