ホンダと日産の経営統合。急に破談になりそうだということだが、ここに関係しているのは、特に日産側が大きいよう。プライドが邪魔したところがあるのでは。そもそも統合協議に入るのに当たっては、日産側がある程度リストラを進めるという前提があっただが、そこがあまり決めきれなかった。それがホンダとしては遅いということで、ホンダが日産側に、うちが親会社になってリストラも含めて進めていこうかと、上下関係をはっきりつけましょうということで子会社にならないかと持ち掛けた。対等だと思っていた日産にとっては、だったら協議は打ち切り、こういう流れになったという。プライドとは日産のいわゆる伝統とか、技術力に対する自信。40年近く、天皇陛下が乗られる御料車を作ってきたのは日産。フェアレディZを作ってきたのも日産。技術的な誇りがあって、ただ一方で2024年度上期の営業利益が90%も下がっている。特に、アメリカと中国市場で不振で日産の社内からも売れる車がないという言葉が出てくるくらい、厳しい状況。ただ伝統と格式と自信というのがある中で、このギャップをちょっと埋めきれなかったんじゃないかなと。日産は、やや官僚的というふうに特にホンダ側は、みられている。日産の幹部はせいせいしていると述べている。トラウデン直美のスタジオコメント。