65歳になられた天皇陛下。ビオラの先生がお人柄を語ってくれた。天皇陛下は、65歳の誕生日会見で「ビオラを始め、音楽家らは多くの癒しと力をもらっているように思う」と述べられた。天皇陛下は先月、皇后さまとビオラの演奏会を鑑賞された。85歳の奏者・兎束俊之さんのリサイタル「兎束俊之ヴィオラリサイタル〜Viola人生最終楽章〜」。ひときわ、にこやかに拍手されたのが即位のお祝いに兎束さんが作った曲「輝ける「令和」に向かい」。兎束さんは、約40年にわたり、陛下にビオラを教えてきた。ある暑い日、兎束さんが上着を着たままでいると「“私も背広をとるから、兎束さん背広を脱いでやってもらう方が楽でよろしいと思いますよ”と背広を脱がせてくれた」と語った。陛下のお心遣いは、直筆のお手紙にも。陛下のお人柄は好まれる曲からもうかがえるという。兎束さんは「技術が立って、それを超えられた時の達成感(のある)、そういう曲(がお好き)」と語った。