長引く猛暑が家計を直撃している。西日本などきょうも厳しい暑さに。福岡県太宰府市では最高気温37.6度を観測。これで33日連続の猛暑日となった。きょう全国で最も暑かったのは、熊本県の八代で38.7度を観測。このほか大分県日田市で38.3度を観測するなど、九州の広い範囲で危険な暑さとなった。この暑さで食卓にも影響が。卵の卸売価格の目安となっている「JA全農たまご」によると、東京でのMサイズ1kgあたりの卸売価格は先週に比べ10円高い220円。月平均では4か月ぶりの上昇となっている。価格上昇の理由の1つとして、暑さで鶏の食欲がなくなり卵を産む数が少なくなったり、卵そのものが小さくなっているという。暑さの影響は、これから旬を迎える秋の味覚まで。梨の表面が赤っぽく変色した状態に。これは「焼け梨」という被害で、強い日ざしと高温が影響している。また、雨不足から例年に比べ小ぶりな梨が目立つそうだが、実が小ぶりな分、味がしっかり凝縮。甘みの強い、おいしい梨になっているという。気象庁によるとこの先、9月、10月は全国的に気温が高くなる見通しで、残暑が厳しく秋の訪れが遅くなる予想だとしている。