中国・習近平主席はソロモン諸島のマネレ首相、バヌアツ・サルアイ首相と北京でそれぞれ会談した。習主席は太平洋、島しょ国との友好協力は発展を実現する誠実な支援だと述べ、農村開発やインフラ整備を通じて関係をさらに強化する考えを示した。また中国は地政学的な勢力範囲を求めず、他国の内政に干渉しないと強調し、南太平洋地域の関与を深める米国をけん制した。日本では来週「太平洋島サミット」が開かれることから対抗して影響力を強める狙いがあると見られている。中国は南太平洋諸国で巨額の援助・投資に加え安全保障などでも島しょ国との連係を強化している。