企業城下町が形成されている地域は全国各地にある。群馬・太田市ではすでに飲食店などにも影響が出ている。自動車産業は日本の基幹産業になっている。日本からアメリカに輸出される品目の中では3割を占めていて、額にすると7兆円にのぼる。自動車産業は関連産業も多いのが特徴。半導体、鉄鋼、販売店、運輸など取引先が多岐に渡っている。石川智久さんは「賃上げへの機運が弱くなってしまう。最近は物価も3%ほど上昇しているので、賃金が伸び悩んだ場合、実質賃金が減って、消費にもマイナスの影響を与える。そのリスクがある」などと述べた。