蛇行剣表面のクリーニングは最大の難所に差し掛かっていた。柄は木製の部材が装着されていたとみられ漆が塗られていた。柄付近に赤い顔料が多く残っていることが明らかになった。織物のような網目状の漆の層も出てきた。奥山氏は「蛇行剣は歴史を解明する1つのカギになっていく。そのカギが失われると歴史が消えてしまう、繋がらないということにもなる。いま見ている姿がそのまま何代先にもわたって見てもらえるようにすることが理想的な姿」と話す。
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