去年12月、蛇行剣のクリーニングはクライマックスを迎えていた。鞘尻から突起のように漆が伸びていて、予期せぬ形状のものが出てきたことに研究所の幹部も驚きを隠せなかった。年の瀬、奥山氏は柄頭の側面を作業。改めて剣の全体の長さを測定すると当初の想定より18センチ長い、285センチにのぼることが確認された。およそ1年間に渡った蛇行剣のクリーニング。奥山氏にとって蛇行剣に向き合い続けた1年だったが、決して特別な1年でなかったと話す。
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