描かれているのは、様々な家族の一コマ。これは“絆画”と呼ばれる特別な絵画。「“絆画”というのは、“亡くなった人が、いま生きていたらこうなっていたかもしれない”という姿を遺族の方から話を聞いて1枚の絵にする」「亡くなった大切な人のことを辛くても話してくれた内容は、しっかり絵に込めて(家族に)届くような形にしたい」と話す絆画作家の大村順さん(40歳)は、“もし、あの人が今も生きていたら…”という思いを絵にする。大村さんに“絆画”を描いてもらった女性は、8年前に夫を亡くした。女性は「『ワインを(娘の)20歳の誕生日に飲みたいね』って(夫と)話をしていて、(大村さんが)『20歳のお祝いをディズニーでやっている絵にしましょうか?』と」と話し、“絆画”には、20歳になった娘さんが亡くなったお父さんと乾杯する様子が描かれている。大村さんが初めて“絆画”を描いたのは7年前、若くして亡くなった親友の家族のためだった。おおむらは「(友人の母親が)『息子が生きているみたい』と言うのを聞いて、こんなに喜んでもらえるんだったら、やっていきたいなって」と話す。“絆画を通して大切な人の存在を感じてほしい”と、大村さんはきょうも描き続ける。大村さんは「『この人がいたから自分たちはつながっているんだ』と、家族のつながりのようなものを感じてもらえたらいい」と話す。大村さんの“アスヨク”ソング・奥華子「はなびら」。