将棋で女性初の棋士をかけた棋士編入試験がきょう始まった。現在、棋士とは別の資格である女流棋士として活躍する西山朋佳女流三冠が、女性初の棋士を目指し、きょうから行われる棋士編入試験を受験。若手棋士と対局を行っている。棋士になるには通常、棋士養成機関の奨励会を勝ち抜く必要があるが、これまで女性で棋士になった人はいなかった。西山女流三冠も棋士の一歩手前の三段までのぼり詰めたが、棋士となることはできず、女流棋士に転向していた。その後、女流棋士にも出場枠のある公式戦で、棋士に対して規定の勝率をあげ、編入試験の受験資格を得て、今回の挑戦に至った。試験は月に一度、若手棋士と対局を行い、5回の対局のうち、3勝できれば合格となる。