米農家も多い七尾市で農業用水のパイプ工事が行われていた。姥浦建設の高木裕進工事課長は給水装置が破損しているので繋げていると説明していた。高木はのと里山海道の復旧作業にも携わってきた。復旧作業が急ピッチで進められている中、政府の動きもようやく加速。岸田文雄総理大臣は被災地の再生に向け全力で取り組んでくださいと述べていた。七尾市ではきょう、能登復興事務所が開所。当面は国交省の職員が16人体制で地域と連動をとり道路などの復旧・復興を目指す。ただこれからの時喫緊の課題となりうるのが、地下に埋設された下水道管の存在。実は道路工事とともに多いのが下水道管の工事だといい、七尾市の土木課によると下水道管についてはまだ破損箇所の全体把握ができておらず、完全復旧までは最低5年かかるという。姥浦建設の柿島佐多之常務は、下水もライフラインのひとつなのでトイレができないとか家庭用排水を流せないとか、支障をきたすので早急に直してくれということ、だと説明。会社に1ヶ月ほど泊まり込みの日々が続いている。