銭湯の魅力を世界に発信しようと活動する女性がいる。フランス出身のステファニー・コロインは銭湯文化の普及などを目的とする日本銭湯文化協会が始めた「銭湯大使」という取り組みの初代大使となった。ステファニーさんは多いときは週に4回銭湯に通うほどの銭湯好き。みずから写真を撮りSNSなどで発信している。さらに銭湯を紹介する本をこれまでに3冊、日本語とフランス語でも執筆している。東京都浴場組合が先月、開いたイベントに銭湯の経営者や銭湯ファン、300人以上が集まった。このイベントでステファニーさんは銭湯をPRするための写真や自分で描いたイラストを紹介するブースを出展した。ステファニーさんの活動を通して銭湯に興味を持つようになった人も多い。フランスのプロバンス地方で生まれ育ったステファニーさん。谷崎潤一郎や川端康成など日本文学が好きで大学生のときに日本に留学。大学生時代、友達に誘われて銭湯に行きその体験が銭湯を好きになるきっかけになった。気軽に行ける銭湯はフランスにはない日本ならではの文化。ステファニーさんが伝えたい銭湯の魅力の1つが銭湯絵などのアート。浴室を明るく彩る姫路城と満開の桜、山あいを優雅に飛び交う鶴の姿。新潟県の代表的な民謡佐渡おけさをモチーフにしたタイル絵といった銭湯絵を眺めながらお風呂に入ることが何よりの癒やし。なんと自宅のお風呂にも銭湯絵師に描いてもらった本物のペンキ絵が飾られている。
銭湯大使のステファニーさんが銭湯のもう1つの魅力と考えるのがコミュニティー。店主の柳澤幸彦はステファニーさんが大学生のときから16年のつきあい。温かく迎えてくれた銭湯を気に入り、毎週通うようになった。次第に常連たちとも話すようになりそれがまた楽しみの1つになったという。柳澤さんご家族もそんなステファニーさんを娘のようにかわいがっている。ここをきっかけにステファニーはいろいろな銭湯を訪ねるようになり、時には、お店の受付を手伝うこともあった。そこでステファニーさんはお客さんの表情の変化に気付いたという。銭湯の存在意義を改めて感じたステファニーさんはそれぞれのお湯のこだわりや銭湯の歴史などを学び、ますますその魅力にはまっていった。一方で銭湯の厳しい状況も目の当たりにする。銭湯の数はピークだった昭和43年のおよそ1万8000軒から今では10分の1以下になっている。ステファニーさんは日本での生活を支えてくれた銭湯への恩返しの気持ちで銭湯をPRするWEBサイトを開設。世界中に銭湯を広めるため日本語だけでなく英語でも紹介している。その後、銭湯大使として本の執筆や講演会を行うなど活動の幅を広げていき、観光客向けのガイドも始めた。
銭湯大使のステファニーさんが銭湯のもう1つの魅力と考えるのがコミュニティー。店主の柳澤幸彦はステファニーさんが大学生のときから16年のつきあい。温かく迎えてくれた銭湯を気に入り、毎週通うようになった。次第に常連たちとも話すようになりそれがまた楽しみの1つになったという。柳澤さんご家族もそんなステファニーさんを娘のようにかわいがっている。ここをきっかけにステファニーはいろいろな銭湯を訪ねるようになり、時には、お店の受付を手伝うこともあった。そこでステファニーさんはお客さんの表情の変化に気付いたという。銭湯の存在意義を改めて感じたステファニーさんはそれぞれのお湯のこだわりや銭湯の歴史などを学び、ますますその魅力にはまっていった。一方で銭湯の厳しい状況も目の当たりにする。銭湯の数はピークだった昭和43年のおよそ1万8000軒から今では10分の1以下になっている。ステファニーさんは日本での生活を支えてくれた銭湯への恩返しの気持ちで銭湯をPRするWEBサイトを開設。世界中に銭湯を広めるため日本語だけでなく英語でも紹介している。その後、銭湯大使として本の執筆や講演会を行うなど活動の幅を広げていき、観光客向けのガイドも始めた。
住所: 兵庫県姫路市本町68
URL: http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/
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