第29回手塚治虫文化賞でマンガ大賞に輝いたのは84歳のりんたろうさん。史上最高齢での受賞となった。りんたろうさんは手塚治虫さんと働いていたアニメーターだった。手塚さん率いる虫プロダクションで「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などの製作に携わり、その後も「宇宙海賊キャプテンハーロック」や「劇場版 銀河鉄道999」など多くの有名作品を手掛けアニメーション監督として今も現役で活躍している。そのりんたろうさんが手掛けた漫画が「1秒24コマのぼくの人生」で、日本アニメが戦後どう普及したのかが描かれる、りんたろうさんの半生をモデルにしたもの。現在はデジタル技術を活用してVRアニメーションを製作しているという。今もなお新しい挑戦を続けるりんたろうさんの原動力について、飽きっぽさが次につながっていくと話した。