「守り鉄」と呼ばれる鉄道の安全を守る人たちを取材した。軌陸車をJR東海富士電気区・鈴木達徳さんが紹介。東海道線のトロリ線の電線の張り替え作業に密着した。電車はトロリ線から電気を受け取り走る。今回は約15年ぶりに新品に交換する。「守り鉄」は電気設備を主に作業する技術者たち。この日は東海道線・由比駅~興津駅の上り約500mの区間で作業を行った。上りの最終列車が通過すると深夜に作業を開始。上り線の電気を止めると、軌陸車が到着。作業時間は上りの最終電車が通過してから次の貨物列車が来るまでのわずか2時間半。作業は専門の施工会社が担当。熟練の技術とチームワークで安全を守る。作業開始から約1時間半で作業が終了。無事に登り一番列車が通過した。新生テクノス・小林康人さんは「作業がいつもより順調に進んで予定通り進んだことによって作業員のけがもなく初列車が無事通過してほっとしている」、宗和電設工業・飯田大歩さんは「自分の子どもたちもJRを普段使っているので設備故障とか自分たちの作業に起因するような障害などを起こさないよう安全第一でやれるよう心がけてやっていこうと思っている」などと語った。