自民党の高市総裁は、きのうは野党への挨拶回り。執行部を引き連れて最初に訪れたのは、野党第一党の立憲民主党。挨拶には裏金議員である萩生田幹事長代行も同席した。萩生田氏の要職への起用を厳しく批判していた野田代表だが、高市総裁が「傷ものが1人」という表現で紹介した。立憲民主党は国民民主党との会談で「総理大臣指名選挙で玉木代表に投票することも選択肢だ」との考えを伝えた。立憲民主党の安住淳幹事長は「玉木氏も皆さんがまとまるのであれば有力候補と考える」と述べたが、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「異なった主義主張の政党と、打算で首班指名で一緒に行動をとることは考えていない」と述べた。立憲に続き国民民主を訪問した高市執行部は、笑顔の数も握手の数も立憲のときとは随分異なった。両者がこのまま連立に向けて進むとは限らない。鍵を握るのは支持母体である連合。芳野友子会長は「玉木代表の“心配はない”との言葉を信じたい」と述べた。高市総裁は野党との連立以前に、足元の基盤が揺らいでいる。政治とカネの問題や保守的な政治姿勢への懸念を理由に、公明党が連立政権の継続に合意していない。国会召集は再来週の前半にずれ込む公算が高まっている。
