安倍元首相銃撃事件の責任を取り辞職していた奈良県警の鬼塚友章元本部長が、不動産・建設会社の社長に就任したことが分かった。鬼塚元本部長は2022年7月、奈良県で選挙の街頭演説中に安倍元首相が銃撃され死亡した事件のあと、現場の責任者として事件を防げなかったことを「警察官人生最大の悔恨」として、引責辞職していた。その後、全国でスマートホームなどの事業を展開する不動産・建設会社「HESTA大倉」に再就職していたが、26日付で社長に就任した。HESTA大倉は「過去の経験で培ったリスクマネジメント能力を会社のさらなる事業拡大や、社会的責任の遂行に生かしてほしい」としている。