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「安全係数」 のテレビ露出情報

クリスマスイブの今日、都内のケーキ店には行列ができていた。大丸東京店では近年、様々な味を食べ比べる人に向け、小さいサイズを中心に50種類以上のケーキを用意している。毎年クリスマスの時期には多くの人が買い求めるケーキ。しかし売れ残りや食べ残しが大量に廃棄される食品ロスが大きな問題になっている。
今日消費者庁で行われた会議では食品ロスを削減するための方針案がまとめられた。そこに含まれている案の1つが食品の賞味期限の見直し。食品の容器などに表示されている賞味期限と消費期限。農林水産省によると、賞味期限とは品質が変わらずにおいしく食べられる期限のことで、カップラーメンやペットボトル飲料など比較的傷みにくい食品に表示される。一方消費期限とは安全に食べられる期限のことで、お弁当やサンドイッチなど傷みやすい食品に表示される。いずれも容器を開けないで定められた保存方法を守って保存していた場合の期限とされていて、開封したものはなるべく早く食べるよう推奨されている。今回の方針案には賞味期限を設定する際の基準とされる「安全係数」を引き上げることが盛り込まれた。現在の安全係数は2005年に策定されたものだが、その後食品保存に関する技術が向上したことなどから、賞味期限の延長につなげて食品ロスを削減する狙いがある。食品ロスに詳しい専門家は、日本は賞味期限を厳しく設定していると指摘。日本の賞味期限は食品メーカーが調べた食品を安全に食べられる期限からある程度余裕を持って設定されている。専門家からは歓迎する声が聞かれる一方、消費者が気を付けなくてはいけない点もある。賞味期限は開封したら意味をなさなくなり、直射日光や高温多湿の場所を避けるなど適切な保存をした上で担保されるとのこと。今回まとまった方針は政府が来年3月末をめどに閣議決定する見込み。
食品ロス削減のための方針案の中には私たち消費者に向けた内容もある。飲食店などで食べ残した料理の持ち帰りについてのガイドライン案を確認すると、基本的には消費者が自己責任で行うものとした上で、料理を詰める時は清潔な器具と容器を使う。フードコートなどでいろんなお店で注文した場合、異なるお店の食品を同じ容器に詰めない。そして帰宅後速やかに食べるとされている。また持ち帰りに適するメニューは店が判断し、必要に応じて容器などを提供するという。

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