江戸時代に鰹節の「燻乾カビ付け製法」を考案した漁民だった角屋甚太郎氏の命日である10月28日が「おだしの日」。渋谷にある「なきざかな」は、貝の専門店。一番人気メニューが、ムール貝、ホンビノス貝など5種類の貝が入った「豪!貝風呂」。貝のだしに合わせる〆は、パスタ。「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 池袋店」の看板メニューは、「中華蕎麦<塩>特上」。島根県宍道湖産のしじみ約80個分の旨味が凝縮された特製の塩ラーメン。貝だしは近年、加工技術の進化により身近になった。スーパーでは、醤油の老舗メーカーは牡蠣のだしを使った醤油などを販売。日本食糧新聞社の木下さんによると、ここ数年は貝だしのみにスポットを当てた店が増えてきたという。貝だしはグルタミン酸のほかにコハク酸も入っている。コハク酸は素材の旨味を引き出す以上に味に深みをもたせるとうことで、注目されるようになった。
住所: 東京都豊島区池袋2-48-7
